高度生殖医療と産科分野で、女性の体への負担を最小限に「全世代の女性を幸せにする病院」を目指しています。

日本最初の
生殖医療専門病院

お電話でのお問い合わせ 0223-23-3111

仙台市から車で約40分

宮城県岩沼市里の杜3丁目5-5

不妊治療の基礎知識

不妊検査

不妊症の要因はさまざまです。そのため、不妊症での検査はいろいろな種類と方法があります。また、「結果が正常なら妊娠は問題ない」、「異常が見つかったら妊娠はできない」という判定になるわけではありません。 場合によっては、現代医療では知りえない原因で不妊になるケースもあります。そのため、検査結果はすべてを保証するものではありませんが、信頼性の高い治療を行うためにも大切な行程となります。

基礎体温

排卵の有無や黄体機能の把握に役立てます。基礎体温を見て排卵日を正確に知ることはできませんが、体の状態を知るためにも基本的な検査といえます。

basic_flow

超音波検査

超音波検査は、子宮や卵巣の様子をモニターに映し出して確認できるよう、超音波を利用する検査です。この超音波検査には「経膣超音波検査」と「経腹超音波検査」の2種類があります。この検査では、卵巣嚢腫の有無や卵胞の成熟状態など卵巣に関する検査と、子宮筋腫の有無や子宮の形態の確認、排卵前後の子宮内膜の状況などを把握します。

精液検査

精子の運動率や量、奇形率などを調べて、不妊の原因になっているかどうかを診断します。

ホルモン検査

排卵の時期を確定するのに重要な検査です。血中のエストロゲンや、黄体化ホルモン(LH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、プロゲステロンなどを測定します。

子宮卵管造影

卵管の詰まりが無いかを確認する検査です。卵子は卵管を通り子宮に到達しますが、この卵管に詰まりなどがあると受精が上手くいかず不妊の原因となります。造影剤を子宮から卵管にかけて流すことで、子宮の形や卵管が詰まっていないかなど、子宮や卵管の異常を調べることができます。

クラミジア検査

クラミジア感染を起こした場合、性器周辺の症状をはじめ、腹部や肝臓といった箇所へ症状が進行する場合もあるほか、不妊の原因にもなると考えられます。また感染してもほとんど症状がないという特徴もあります。陽性の場合は、症状がなくても、夫婦での同時治療が必要です。

不妊治療

不妊治療にはさまざまな方法がありますが、治療に時間・費用・労力をかけたのに妊娠につながらなければ意味がありません。 当院では、妊娠という最高の結果につながることを目標に、患者さんそれぞれの体質・体調・通院環境にあわせながら最適な治療を提案いたします。

タイミング指導

排卵時期を調査・確認し、性交の適切なタイミングを合わせていきます。超音波検査にて排卵のチェックを行い、もし黄体機能不全がある場合には、黄体ホルモンを補充するなど対処を行っていきます。

人工授精(AIH)

排卵直前のタイミングで、男性にマスターベーションで採取してもらった精子を洗浄濃縮し、運動良好な精子を集めてカテーテルを用いて子宮膣内に注入します。精液検査で良好精子が少ない場合や、性交が困難な場合に有効な治療法です。 条件が揃っていれば5~6周期中に妊娠できることが多く、それ以上続けても妊娠に至らない場合は、卵管采のキャッチアップ障害や受精障害を考え、体外受精をおすすめしています。

補助生殖技術(ART)

体内で進行する受精方法とは異なり、体外の培養液中で卵子と精子を受精させ、受精した卵(胚)を体内に移植する技術を指します。卵管のピックアップ障害(キャッチ障害)、卵管閉塞や重度乏精子症、重度排卵障害、そして原因不明の不妊にも有効な技術です。

卵細胞質内精子注入法(ICSI)

精子の数が極端に少ない男性不妊症に適応される体外受精法です(顕微授精)。 精子を人工的に卵子の中に注入して受精させます。

ページトップへ戻る